蟲師(6)

収録話

●天辺の糸 (いなくなった人が大きな岩の上にいて呆っとしていた。というおばあちゃんの話から考えたもの。類似の民話はたくさんあるようで、たいがいは木や屋根の上でみつかり、天狗のしわざや神かくし、とされていたようです。)


●囀る貝 (貝から「波の音」でなく別の音が聞こえたらオモシロイなと思って出来た話。人の声とかしたらヤですけど。)


●夜を撫でる手 (昔、蛇がカエルを捕らえる所を見た事があります。蛇の姿は見えてたはずなのにカエルは逃げるでもなく、「蛇に睨まれたカエルというのは例えじゃなかったのか…カエルは恐怖で体が動かなかったのか、逃げられないと悟ったのか?」とか考えてました。)


●雪の下 (子供の頃好きだった童話「雪の女王」の影響か雪と子供達の物語が今も好きです。最近再読した所、主人公の男の子が大変ダメな子で、私のヘタレ好きのルーツを見た気がしました…。)


●野末の宴 (酒蔵はアパートの向いにあったものをモデルとさせて頂きました。いい雰囲気の場所でしたが、引っ越してしまたったので、しぼりたてのお酒の味とともに懐かしく思います。)

第6巻には蟲師にハマったキッカケのアニメ。
そう初めてアニメで見た話が収録されてました。
「天辺の糸」って話です。
吹という女性が強い蟲の毛を帯びて曖昧なモノになってしまう話。
愛する人に受けいれられないことの悲しさ。
切ない話がウメーはほんと。
てか、今更ですが、作者って女性だったんやね。
ずっと男だと思っていたのだ。
女性だからこんなにも優しく切ない話をかけるのかと、妙に納得なのであった。


人気blogランキングへ