喧嘩商売(5)
あらすじ
佐藤十兵衛、17歳。
童貞にして一児の父親に!?
陰獣・多江山 里に着床した受精卵をめぐって十兵衛と担任教師・島田の関係は修復不可能に。
もはや血みどろの戦いは避けられぬ様相となった!!
それにつけても、ハレンチ教師が跡を絶たぬ昨今の教育現場の荒廃を見るに、女子高生ハンター・島田 武を生み出した作者の先見性には改めて目を見張らざるを得ないだろう。
島田を成敗する為に、山田を使い悪魔のプログラムを用いる十兵衛。
百万ドルの笑顔と軽いボディタッチという薬品を加えると
こいつ俺の事 好きなんじゃねーの
―と思うように男の遺伝子はプログラムされている
またこのプログラムはタチの悪い事に
「好きなんじゃねーの」から
「確実に俺に惚れている!!」になり
最終的には「俺が幸せにしてやる!!」になる
この説明がセミの成長と共に描かれているのが妙に面白い。
まんまと罠にはまる島田だが、寸前のところで逃走。
もう1度悪魔のプログラムを使用することになるのだが、山田は同じ手が通用するのかと疑問を抱く。
それを説明する十兵衛。
一度作動した”悪魔のプログラム”は消す事はできない!!
一度裏切られた事によって今は休眠中だ
そこで……
「二人っきりで話したい事があります」
―と言うと
「なんだよ… 裏切ったくせに今さら…」
―と一度は思うものの
「…でも 何か理由があったのかも」と思い始め
「むしろあの時『俺をダマしてしまた』という負い目から 逆に恋に発展してしまったという事は考えられないだろうか……」とわけのわからない事を考えだし
「だって向こうから話があるって言っているんだから俺の事 好きとしか考えられないし」と思うようになり
最終的には「俺が幸せにしてやる!!」になる
もう一度 餌を与えると振り出しに戻る
この事から”悪魔のプログラム”は半永久機関お言われている
これまたセミの一生付きでご説明。
またもやひっかかる島田であったが、十兵衛の妹を人質に切りぬるのであった。
追い詰められた十兵衛は教師と生徒ではなく、格闘家として、島田家の道場へ!
道場破りへ行くのであった!
しかも、知らないうちに、死合。そう、命のやりとりにまで発展してしまっていのであった!!
島田のじーちゃんとか出てくるんだけども、面白い。
5巻はナカナカのもんです。島田とじーちゃんの関係性にも注目ですな☆