グラップラー刃牙(11)


グラップラー刃牙(11)


あらすじ

闘った。
そして敗けた!!
相手は世界王者のスーパーボクサー。
こちらは13歳の中学生。
しかたない、あたりまえだと人はいう。
だが、刃牙は、この格闘少年は、敗けた自分を許せない!!
目指す高みは「地上最強の生物」の強さなのだから!!


ケタ違いの強さを求めて今、刃牙は地獄の試練に身をさらす!!

さてさて、ぶっとび具合にハマッテしまった漫画。
ぶっとんでるだけじゃあ、ありません。
怖いもの知らずと自負していたのに、修行先での夜叉猿との対決で畏怖してしまった。
そんな自分が許せない。
ユリーに敗け、夜叉猿に敗け。
少年は自らを更に大きく、強くすることを決意する。夜叉猿を倒し、ユリーを倒す為に。
そこで、父から教わった脳内麻薬エンドルフィンを利用する。
これは分かりやすく言うと、ランナーズハイ。
体力の限界を超えると、苦痛を感じなくなるというもの。
3ヶ月、修行をした刃牙は、さらにその先へと向かう。
死に際の集中力である。
これも分かりやすく言えば、走馬灯である。
一瞬のうちに人生を振り返るというやつ。
これを会得すれば、ボクサーの左ジャブもムエタイのキックも、欠伸がでるほど、のろまに見えると……。
ぶっとんでるようで、何か説得力がある。
これが、この漫画の魅力なのかもしれない。
内容的には、11巻はあんまりぶっ飛んでなかったので、12巻に期待!!