トルコ日記
とるこ日記
“ダメ人間”作家トリオの脱力旅行記
さて、この本のジャンルは旅行ガイドに位置づけされてるみたいで、書店の検索機能なしでは見つけることが出来なかったと思われる。
自称「半ひきこもり」の若手作家３人が事前準備も計画性も確たる目的もなく、未知の大地・トルコへ旅だった！
「現地の人々との暖かい触れあいとか、文化の違いに驚いたとか、旅先で自分の半生を見つめ直したとか、そういう旅行記的な発見の言葉は『まるでない』」(定金伸治)
「トルコ旅行へ行こうと思われている方に役立つような耳より情報や、(中略)参考になるような文章は、『まったく何も一切合切書いておりません』」(乙一)
「お二人から学んだことは、(中略)『いかにダメに生きるか』ということでした」(松原真琴)
ある気もなければ、節操もない、計画性もないし、だらしない…ひたすら互いを揶揄しののしりあう作家３人の爆笑旅行記！
ま、楽しく読ませていただいたわけですけども。
Ｗｅｂ版の方が読みやすさはありました。
ｋれども、オモシロさには変わりない。
何とも言えない空気感。本文に対するツッコミ。そのツッコミに対するツッコミ。
小説家として名が売れてる人でも、こんなアフォなこと考えてるんだなぁとか。
思わず微笑んでしまうような内容もあったり。
まさに身体は大人、頭脳は子供！
逆コナン。いや、別に子供並みの脳みそってわけではないか……。
