月光条例(1)


うしおととら』『からくりサーカス』等を代表作にもつ藤田和日郎先生の新作です。
現在、週刊少年サンデーで連載中。
4巻まで発売済みです。


あらすじ

ひじょうに めいわくな おはなしを しましょう。
なんじゅうねんかに いちど
まっさおな つきの ひかりが ちじょうに
とどきます。 そうすると こともたちの よむ
おとぎばなし」の せかいが
へんに なって しまうのです。
だから 「おとぎなばなし」の せかいの
ちょうろうたちは はなしあって
たったひとつの ほうりつを つくりました。
その ほうりつの なまえは……


要するに、おとぎ話に出てくるキャラクターたちがたくさん出てくるわけなのです。
ジョジョで言うところの、ボヘミアン・ラプソディー発動後の世界みたいな。
最近、サンデーを立ち読みする際に読み始めたら、面白かったので、一気に4巻まで買っちゃいました。
第1巻では、3匹の子豚が目頭が熱くなりました。
3匹の子豚が狼に追いかけられて読み手の世界に逃げてくるのです。
兄弟が狼に食べられていくなか、工事現場などにあるコーンを、巨大で凶暴な狼の足にぶつけるシーン。
当然、狼にとっては痛くも痒くもないのです。
泣きそうになります。

その他にも、さまざまなキャラクターたちが登場します。
自分の知らないおとぎ話や、知ってるけど内容は知らないようなおとぎ話。
実に面白いです。
やはり藤田先生は偉大なのである。