僕ね、基本的に騙されないタイプなんですよ。

こないだ、メールを送って来ましたか?っていうメールがパソコンに来ましてね。
もちろん送ってないので何かの間違いではないですか?と、返信。
そしたら、向こうは納得。
が、後日、何かの縁なのでメル友になって下さいと。
相手は最近離婚したばかりの30代。まぁ、メル友くらいならね、良いですよと。
まぁ、自己紹介的なことをしてきたので、出来るだけ詳しくないアバウトな自己紹介を返したわけです。
だって、怪しいもの。
向こうは、「やっぱり会ったりすることを考えたりもすると思いますが、今は会う気が無いので言いません」と。
このメールが来た日にはお泊りをしてたんで、返していなかったわけです。
というわけで、もう1通、来てたわけですね。
中身はというと、メール楽しいですねとか、会ってみたくなったとか。
おいおい、返事も返してないのに何故に考えが変るのだと?
小一時間、問い詰めてやろうか。おい。
次の日には、写真を送るのは怖いので、出会い系に登録をしたので興味があれば見てくださいと。
お前はアホかと。明らかに出会い系の方が怖いだろう。
てか、明らかにこれ、出会い系に登録させるのが目的だろう。
却下!!バレバレなので却下!!
というように、普段ならね。騙されないのよ僕。
なのにどうして今回は……。


遡ること9日、それは1本の電話だった。
普段なら、知らない人からかかってきた電話は親が俺まで取り次がない。
その日は何故か取り次いだ。それがキッカケだった。
何か資料を送ったとか言ってきたが、覚えは無かった。
会社名みたいなのを言われたときに、就活でエントリーした会社だったような気がした。
今から思えば、就活関連の電話は携帯にかかってくる筈である。
そんな事にも気が付かないほど、おかしな精神状態であった。
雑談が始まり、中途半端に話しが弾む。
今度、お会いしましょうということになった。
話しの中で分かったのは、アクセサリーを扱っていて、読者モデルなんかも頼んだりしているらしい。
会ったときに商品を見てもらって気に入ったものがあれば買って下さいだとさ。
まぁ、気に入ったものがあって、尚且つ手ごろな値段だったら買おうかな。
なんて思ってしまったんだな。どうかしていたよ。


そして今日である。
会うことになっていたのは女性。来たのは男性。
遅れるので到着するまでは僕がお相手をさせていただきますということだった。
この時点で、ちょっと怪しいと思った。
茶店へ連れて行かれ、話しが始まった。
話の中でもしかして高いんじゃないのか?と思った。
そして話しは進み、商品を見せられこの中だとどれが良いかと訊かれ、選んだ。
その中からどれが1番良いかを訊かれ、選んだ。
値段を聞いて驚愕である。















70万、超えてます!!
どう考えても無理です。ローンもあると言われたが、アクセサリーにローンなんて馬鹿げている。
色々とやりとりがありまして、最終的に契約しないと俺は無事には帰れないだろうと……。
思いましたね。脅迫です。いや、マジで。
洒落にならんです。最終的に15万円の商品を契約。
きっとこれも最初からそうゆう計画なんでしょう。
安くなったと錯覚させるね。
結局4時間近く拘束されたにも関わらず、来るはずだった女性は来なかった。
間違いない。悪徳商法だな。
契約書担当の人も近くに来ているとか言うしね、全て向こうの企画どおり。
おしゃか様の手のひらで踊らされていたわけだ
というわけで、自宅に帰ってすぐさま今日の出来事をメモメモ。忘れちゃ困るからな。